映画「シン・ウルトラマン」

日曜日はいよいよ公開となった映画『シン・ウルトラマン』を観てきました。


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基本的にネタバレなしで感想を書きます。

映画『シン・エヴァンゲリヲン』の頃には既に制作は発表されていましたが、あの頃は正直不安しかありませんでした。それは今作で企画と脚本・制作を担当した庵野秀明という人に期待した(というか、あの頃の僕は庵野秀明という人が描く『新世紀エヴァンゲリオン』に新しいモノを期待した・・・かな)が故に裏切られ傷を負った過去があったからですが、あの頃から年月も経って自分なりに色々と消化でき、更には『シン・エヴァンゲリヲン』が自分としても納得のいく内容だった事もあって、不安半分・期待半分な気持ちに切り替わって行き、特報


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を観た瞬間に「これは面白いだろう」と確信しました。観終わった今ならその確信が正しかったと思っています。特報も予告も「とんだ食わせ者」でしたけど。まあ、巷では既に色々とケチをつけている業界人達もいますが、導入5分で作品世界に引き込める技量が自身に無いのなら、あれこれと批評する資格は無いと断じて良いでしょう。それくらい「シン・ウルトラマン」は導入5分で観客の襟首を掴んでその作品世界に引き込んできます。「これから何が始まるんだ?」という引き込みからの昔からのファンなら「うわっ」ってなる展開が待っていました。初めてウルトラマンを観る、もしくはウルトラマンに詳しくない人でも「ここから何が始まるんだ?」という気持ちにさせる引き込みの手法は素晴らしい。この辺りはこれまでの庵野作品やその演出を担当した今作の監督樋口真嗣氏ならではの技量が遺憾無く発揮されています。そしてオリジナルの「ウルトラマン」を徹底的にリスペクトした描き方も本当に良かった。若干、実相寺昭雄監督の描く「ウルトラマン」寄りなカメラワークが多いので、その辺りは往年のウルトラマンファンの間で評価が分かれそうですが、それでも出てくる映像の数々は「キター!」と心の中で叫びたくなる素晴らしい映像の数々が待っています。欲を言うならバルタン星人も出して欲しかったけど、詰め込み過ぎにならない絶妙なバランスが見事。

また、演じる役者の方々の演技も素晴らしかった。特に主人公の神永新二=ウルトラマンを演じた斎藤工さんと強敵メフィラスを演じた山本耕史さんの演技は本当に凄かった。斉藤さんは冒頭の神永とウルトラマンと一体になってからの神永の演じ分けが凄かったし、山本さんは言っている事は一見ソフトなのだけど言葉の意味を読み解くとゾッとなるメフィラスを見事に演じています。脇を固める役者さんたちも本当に見事。ヒロイン浅見弘子を演じる長澤まさみさんも味のある良い演技でしたね。

とまあ、色々と書きましたが、この映画で描かれているのはウルトラマンシリーズの根本にある「なんでウルトラマンは人間を好きになってしまったのか?それは人間が未熟で愚かでどうしようもないくらい至らない知的生命体だとしても、その素晴らしいまでの可能性を彼が愛してしまったからだ」という人間讃歌の物語です。「もうこんな面白い作品はポリコレに凝り固まったハリウッドでは出来ないんじゃないだろうか?」と思わせるくらいの奥深いヒーローの物語。それが『シン・ウルトラマン』でした。さて、ここまで素晴らしい作品を観た後だから、もう一方の「日本を代表するヒーロー」を描く庵野秀明監督作品


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『シン・仮面ライダー』にも期待が高まります。ウルトラマンが「人間の光と可能性」を描く作品なら、仮面ライダーは「人間の闇と罪」を深く抉る作品。既に公開されているプロモーション映像も特報も石ノ森章太郎先生が描き、東映のスタッフが昇華させた『仮面ライダー』を彷彿とさせる映像でしたので今からワクワクする気持ちが止まりません。

・・・個人的な期待というか願望になるんですが、庵野監督には『シン・仮面ライダー』公開後は十分に休養していただいた後に『シン・ウルトラマン』の世界線で外星人との戦いを描く


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『シン・ウルトラセブン』を作っていただきたいなぁ。

さて、今月末はコチラ


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の公開もあるし6月初旬には


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もあるけど、コロナ禍でそうそう映画館に行くのも気がひけるのでどうしようか悩み中です。