新型BRZ試乗してきました

昨日、車検前見積もりの予約に近所のディーラーに行った際、新型BRZのカタログももらってきました。その際「試乗車はないんですか?」と聞いたところ、そのディーラーではATの方を予定していて、まだ納車されてないとの事でしたので、一旦は諦めたんですがやはり乗ってみたいなぁっと思い、今日市内の別のスバルディーラーに行って試乗してきました。

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まずは展示車。初めてリリース写真で見た時は「ケイマンっぽい」って感じだんですが、実車の方はそんな事はなく、エッジの効いたシャープな感じで中々カッコよかったです。フロント周りのダクトもダミーではなく、ちゃんと空気が抜けるようになっていたので、ブレーキの冷却性やフロントタイヤ周りの空気の乱れを防止する効果や、高速走行におけるフロント周りのダウンフォース増加に貢献しているように感じました。

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標準装着のタイヤはミシュランパイロットスポーツ4。フロントタイヤの後ろにはエアを抜くダクトがあり、これがフロントフェンダーにある排出ダクトにつながっていて、ホイール周りの空気の乱れを抜く様になっています。この辺り従来はダミーダクトだった部分ですので、大きな進化。昨日、北米仕様が公開された新型WRXもこうなっていると良いなぁ。

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細かい部分ですが、リアフェンダーからバンパーにかけてフィンがあり、これはポルシェのボクスターマツダロードスターにもある「太いタイヤを順法で履ける」細工の一つ。こう言うのはサーキットで走るユーザーには嬉しい配慮。245サイズくらいまでは問題なく履けそうです。

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展示車に座ってみた状態。思った以上にシート高が低いです。シートも純正レベルでは良く考えられたシートでホールド性もまずまず。もう少しお尻のホールド性が良いと満足なんですが、ここは乗降性も考えなければならない部分なので、まあまあでしょう。

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試乗前にまずは展示車でカキコキ動かしてみたMTのシフトレバーですが、節度感がしっかりしていて、ややフニャッとしていた先代から大きく改善された部分。先代ではやや狭いと感じていたシフトゲートの間隔も分かりやすい間隔になっていて好印象でした。未だにリバースギアの位置には慣れませんが・・・(^^;;

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フロントシートの居住性は良いのですが、リアシートの方は先代よりも明らかに「諦めた」部分って感じです。とにかく狭い・・・ですが、センターコンソールが工夫してあって、後席でもドリンクホルダーが使える様に工夫してあるのは「良く考えてあるなぁ」って感じ。

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トランクは必要十分な容量はあると思いました。タイヤ等を積みたい場合は旧型同様にトランクスルー機能もあるので、まあ何とか積めるでしょう。サイズの太いタイヤや椅子&工具とか積むとなると結構厳しいかも。

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排気量アップしたFA24エンジン。排気量アップ以外にも細かい改良がされています。

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先代では泣きどころだった油温上昇対策として水冷式のオイルクーラーが標準装備になりました。オイルフィルターもスバル車としては結構容量の大きい方だと思います。こういう部分は高過負荷時に効いてくる部分なので嬉しい改良点。

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ブレーキのマスターバックも大きくてペダルタッチにもしっかり感がありました。

さて、色々外観や内装をチェックした後にいよいよ試乗です。

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試乗車のグレードは「S」の6MT車。上級志向のグレードの方で、スタンダードモデルの「R」との違いは本革シート(シートヒーターが標準!)、内装のステッチ、照明付きバニティミラー、スピーカー、メーターバイザー、タイヤサイズ、などなど細かい部分が上質な物となっていました。エンジンの始動スイッチが通常のスバル車と逆だったりリバースギアの位置に戸惑ったりしますが、まあこれは「慣れ」でしょうね。

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車内からの視点は良好。シートを一番低い位置に調整しても良好な視界が確保されていました。もちろんVABと比べると狭さはありますが、そこはスポーツカーならではの「包まれ感」なので座った瞬間にワクワクできる演出みたいな物。全然気になりません。ギアを1速に入れて一番戸惑ったのがやはりクラッチ。相変わらずですが、あの軽さには慣れない・・・。ミートポイントが分からず、発進はちょっと苦労したのはここだけの話です。エンジンそのものはトルクフルで扱いやすく、ギア比など細かい部分に慣れれば運転が楽しい感じですね。街中での加減速は先代でもトルクフルでしたが、更に下の回転からでも良好に加速する感じで、これは燃費も良さそう。操舵に対する反応は相変わらず良好で「行きたい方向に素直に曲がる」感じは正直もっと走らせたくなりました。ブレーキも街中で踏む限りには不満はありません。まあ「がっつり」踏んでないので、こればっかりは本気で走るならフロント側は強化が必要な部分でしょう。エンドレスならMONO4くらいで行けるかな?パワーを上げる方向なら6POTのキャリパーは欲しいですね。リアも対向2POTは必要かな。足回りは先代に比べて若干硬い感じですが不快な突き上げはなく安定した感じが好印象。直進安定性も良好でした。

車内の静粛性も非常に良いのですが、気になったのが新機構の「アクティブサウンドコントロール」。正直「いらなくね?」って感じ。まあ「車内が静かすぎてスポーツカーらしくない」って意見と「車内は静かであって欲しい」って意見のせめぎ合いに対する折衷案の様な気がしなくもないですが、これ・・・オミットできないかなぁ。先代と同じくエンジン本来の音は直噴らしいディーゼルみたいなガラガラ音です。嫌いじゃないですけどね。

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新型レヴォーグと同じくデジタルのメーターですが、すごく見やすくてビックリ。スポーツカーならアナログって意見もあるでしょうが、これはこれで「アリ」。むしろ、これからのスポーツカーはこうじゃないとって感じでした。ステアリング周りのスイッチは慣れが必要ですが、それほど難しくはなさそう。それとクルーズコントロールが全車標準装備(ATはアイサイト付きになるので、自動追随や車線キープ機能もあります)されている点は、長距離ドライブを考えるとかなり大きいポイントです。方向指示器のレバーがセンサー式になっていますが、これは今時のクルマはほとんどそうなってますから、全然気にならなかったなぁ。いや、ほんとクルコンの標準装備化は正直嬉しい。次期WRX-STIでもそうして欲しいですね。

思った以上に細かい部分がしっかり改良されていて好印象な試乗でした。BRZ乗りなら、この進化のレベルがもっと分かるんじゃないかなぁ。

さて、そんな感じの楽しい試乗でしたが、富士スバル太田店には現在

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こんな懐かしいクルマ(レオーネRXラリー仕様)や

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新型フォレスターも展示されています。新型フォレスター、写真で見た時はライト周りが「うへぇ」って感じでしたが、実車の方は写真ほどは違和感はありませんでした。

新型BRZについては、また機会を見て試乗してみたいですね。中々面白いクルマでした。