HGUC イフリート改

今日も暑いですね。エアコン入れてても暑さがしみ込んできました(^^;;

昨日に引き続いてのガンプラレビューです。今日はHGUCのイフリート改。プレミアムバンダイ限定で現在は絶版。まあ、これも人気の機体?ではあるので再販があるかもしれません。

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初出はセガ・サターンのゲーム『機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルー』で、プレイヤーの使用するジム・コマンドブルーディスティニー1号機の前に強敵として現れました。ゲーム自体はSDガンダムGジェネシリーズやPS3で発売された『サイドストリーズ』として、何度も描かれているので知っている方も多いと思います。


機動戦士ガンダム サイドストーリーズ THE BLUE DESTINY PV

この「THUNDER CLAP」って曲、凄く好きなんですよねぇ。ガンダムゲームのサントラを一般販売とかダウンロード販売して欲しい。コホン、それ以外でもPS2ゲームの『機動戦士ガンダム戦記』(これもサイドストリーズでプレイ可能)でもプレイ可能な機体でしたが、とにかく使いにくくて接近戦での圧倒的強さはあっても射程の短さやセンサーレンジの短さで、調子こいてジムを切りまくっている隙に遠距離からガンキャノンガンタンクに狙撃されて近づく前にボコボコに打たれてHPを半分以下にされられていました。基本はミサイルで牽制しつつダッシュとジャンプを使い分けて敵に肉薄し、2刀のヒートサーベルで連続攻撃を仕掛けるのが主戦法です。HPが30%を切ると対NT用OS「EXAM」が発動しますが、動きが速くなる反面さらに扱いにくくなるので使い難くて僕はジオンモードならB-3グフを愛用していました。

なんです?「どっちにしてもマニアック」ですって??

さてさて、そんなイフリート改ですがデザイン自体は好きでお気に入りのMSでもあります。

では正面から。

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MS-08TXイフリートはジオン軍が地球侵攻時に確保した拠点の一つ、キャリフォルニアベースでグフをベースに開発された地上戦闘用MSでした。同じ型番でサイド3のジオン本国で開発されていたYMS-08というドムの試験機があるのでややこしいのですが、同系列機と言う訳ではなく別々の場所で開発されたMSです。イフリートは各種テストで好成績を収めましたが凝りすぎた設計による整備性の悪さや、ピーキーな操縦性でベテラン以外は使いこなせなかった事、さらには胸周りが連邦軍のMSに影響を受けたデザインだった事でギレン総帥のお気に召さなかった等々の理由で8機の製造で打ち切られましたが、スペックそのものは優秀だったのでベテラン指揮官が搭乗機として使って局地的には高い戦果を上げていました。その8機のイフリートの内、対NT用OS「EXAM」を搭載したのがイフリート改になります。

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背面。キットはヒートサーベルのマウント位置を両腰かバックパックかに選択可能で、僕はバックパックの方を選択。劇中再現なら両腰なんですが、どうにもバカっぽっくて・・・。両腕のバックラーにはミサイルが装備されていますが、射程はブルーディスティニーの有線ミサイルとどっこいどっこいで奇襲や牽制がメイン。両肩が赤いのはパイロットのニムバス・シュターゼンのパーソナルカラーで、この両肩が目立って遠くからでも良くわかる事から『ガンダム戦記』を連邦軍でプレイ中は見つけたら速攻でアウトレンジから撃ちまくってEXAMが発動する前に撃破していました。ウチの弟は「馬鹿丸出し二刀流」とか言ってます(^^;;

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イフリート改はEXAMシステムを頭部に搭載しているので、その放熱ダクトが後頭部にあり強制冷却を行なっていました。後世、デザイン的影響を受けたRMS-108「マラサイ」の頭部がヘルメット状で後頭部がスカスカだったのに対して、イフリートの後頭部は蓋がされていてギッシリ中身が詰まっている感じがします。

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同じイフリートであるシュナイドとの比較。両肩のスパイクアーマーの張り出しや両足のミサイルポッドのせいでかなり印象が異なる感じでした。シュナイドの方はプレバン限定ではなく一般販売されているので『機動戦士ガンダムUC』での獅子奮迅の活躍で好きになられた方にはオススメのキットです。

 「RE/100」シリーズならイフリート改が一般販売されていますので、こちらもオススメ。

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武装である二振りのヒートサーベル。ニムバスの性格や突進思考の戦い方のせいで「イフリート改って弱いの?」と『ガンダム戦記』をプレイした方には思われがちですが、こと近接白兵戦においては圧倒的な戦闘能力を持っており、ジムではほぼ勝てない相手でした。ガンキャノンだと懐に飛び込まれると厳しいですし、ジムの上位機種でも近寄られるとしんどいので、ゲームでは陸戦型ガンダムガンダムを使ってできるだけ楽に勝っています。ミッションの主要ターゲットでは無いので、HP温存の為にもイフリート改出現時は楽に勝つのが基本。

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キットの可動は良好。大きなスパイクアーマーがありますが、引き出し式肩関節のおかげで大胆なポージングか可能。劇中の「あざとい」ポーズもすんなり決まりました。接地性も良く、股を大きく広げた大胆なポージングも出来ます。ただし、腰の可動は動力パイプのせいで左右のロールには制限がありました。また、シュナイドも同様なのですがモノアイの可動部がユルユルで勝手に動いちゃうので、気になる方は軸に瞬間接着剤を塗って可動を渋くするか、好みの位置で接着して固定するかにした方が良いでしょう。

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イフリート系は箱を開けるとパーツ量に圧倒されますが、思った以上に作りやすく割とサクサク進んで「気がついたら完成している」パターンの良キットです。パーツ分割も絶妙なので気になる部分はあまりありません。唯一シールがイマイチで貼ってみても「なんだかなぁ」って感じなのでシュナイドも今回のイフリート改もシール再現の部分はあまりシールを使わずにスミ入れを使ってメリハリがつくようにしました。

物語ではEXAMシステムごと連邦に亡命したクルスト博士の抹殺と連邦軍のEXAM搭載機の破壊を行うために地上戦に投入されたイフリート改ですが、同じシステムを搭載するブルーディスティニー1号機との戦闘で大破した事でニムバス脱出後に破壊されています。このニムバスという人物、近年のコミカライズ版

 では妙にカッコよく描かれていますが、長年ブルーディスティニーを味わい尽くした方なら小説版

の方がしっくりくるんじゃないかなぁ。プライドが高く傲慢で独善的、冷酷で嫉妬深い性格などなど色んな意味で「嫌な」人物として描かれていました。もちろん、小説版はブルーディスティニーパイロットであるユウ・カジマの視点で描かれているので、当然バイアスがかかっていますが、ニュータイプに対する嫉妬のあまりにマリオンに酷い事(人間としてやってはいけない18禁な事)をしたのは間違いないらしいので、小説版を読破していると現在のコミカライズ版の描き方には正直「?」って思っちゃうんですよね。 小説版以外でも元のゲームやGジェネでもニムバスの描き方はプレイヤーに不快感を持たせる描き方でした。


【Gジェネ魂】ガンダム外伝ブルーディスティニー ストーリーパート聴き流し用


Gジェネレーション ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY

まあ、その辺りさすがに近年では描けない部分もあるのでキャラクターをリセットしたんでしょうけど、あんまりやりすぎるのはどうかなぁ。

話は逸れちゃいましたが、ゲームの物語自体は大変よくできた内容です。

「間違ったニュータイプ論」

それが生み出したのがEXAMであり、その技術的延長線上にあるのが自立型人工知能「ALICE」や、ニュータイプだけを選んで殲滅する「NT-D」へ発展して行くんだなぁっと思うとガンダム世界の技術史的にも重要なシステムでした。一方でコンピューターシステムではない「人間そのものを強化する」という強化人間という歪んだ思想も生み出すことになり、その悲劇も「ガンダムという物語」を重厚にさせているのでしょう。

そういう意味で『戦慄のブルー』は掘り下げると面白い作品です。

様々な伏線が絡み合うという点で『サイドストリーズ 』は面白いので、まだPS3が手元にある方は一度プレイしてみてください。


機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY PS3 | 全シーン [HD]

イフリート系はあとオリジナルとナハトが手元にあるので、また機会をみて作ろうと思います。さて、ジオン系はとりあえず満足したので現在こちら

 を製作中。とにかくデカい!