HGUC ギャン・クリーガー

予告通りガンプラレビューです。HGUCの「ギャン・クリーガー」、プレミアムバンダイ限定で現在は受注していません。まあ、人気の機体なので再販は結構あるでしょう。

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ゲーム『ギレンの野望

機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記

機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記

  • 発売日: 2002/05/02
  • メディア: Video Game
 


[OP] ギレンの野望シリーズ オープニングデモ集 (Gihren's Greed Series OP Collection)

で「もしゲルググとのコンペティションでギャンが勝者となったら?」という「IF」ルートを選択すると登場する機体でした。まあ、常識的判断のできる方ならギャンを選ぶなんて

ロマンで血がたぎる

展開は考えず順当にゲルググを選ぶと思います、ハイ。ギャンを選んだ場合は通常量産型(A型)、高機動型(B型)、長距離支援型(C型)、指揮官型(S型)、海兵型(M型)と発展して最終型となるのがKG型ことギャン・クリーガーです。クリーガーとはドイツ語で「戦士」の意味でゲルググにおけるJG型(通称イェーガー)と並ぶギャンの最終形態でした。

ゲーム『ギレンの野望』は大変面白いシミュレーションゲームですが、一方で難易度も高く完全勝利には中々到達できないゲーマーとしてはやりがいのあるゲームです。「たかがガンダム」と侮るなかれ、選択肢を一歩間違えただけで結構しんどいゲームでした。

さて、キットの方を。

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まず正面から。ギャンは存在そのものがロマンあふれるMSですが、クリーガーはそれを突き詰めた外見で西洋甲冑を強く意識したデザインです。高機動型のB型がベースになっているので、機動性・運動性はかなり高いレベルとなっていました。

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背面。B型のバックパックをベースに後方警戒用のセンサーやプロペラントタンクを装備。スカート内のバーニアや脚部のスラスターが追加され強力な推進力を確保しています。

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ベースとなったYMS-15「ギャン」との比較。もはや別物・・・。各部の装甲がギャンより鋭角的になっているのは、連邦軍のMSが携行する火器が貫通力の高い90ミリマシンガンに変わったことを受けて被弾経始を重視したのかもしれません。ビームスプレーガンは後述するシールドで対応可能だと考えていたでしょうし、ギャンの戦術的に一番の脅威は射程の長いガンキャノンジムキャノン、そしてボールだったので、それらに対応するためにも装甲の強化や形状の見直しは必須でした。

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ギャン・クリーガー最大にして最強の武器がこのビームランス。はい、ロマン兵器です。高出力で刀身の長いビームランスで一撃離脱の攻撃を行うのが主戦法。高い機動性と運動性を活かして敵艦の懐に飛び込み機関部を一撃で破壊できるだけの性能を持っていました。もちろん対MSにおいては高出力のビームサーベルでもあるので極めて強力な武装で、ジムのビームサーベルに対してリーチの長さや出力差から圧倒的に有利に戦えます。

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ただビームランス一点張りでは流石に問題があるので、シールドに二連装のビームキャノン(実体弾キャノン砲の説もあり)を装備していました。グフのフィンガーバルカンの様に牽制や装甲の薄い部分への攻撃に使われたと思います。出力的にはジムのシールドを抜くのは無理なんで。

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シールドそのものも対MS戦を強く意識した形状となりました。先端には格闘戦時にも使える打突用の突起が設けられ、対ビームコーティングも施されたのでジムのビームスプレーガン程度なら防御可能です。ちなみにシールドにある4つの穴は貫通武器ニードルミサイルの発射口で、敵編隊を分散させる牽制射撃や近接戦闘時における不意打ちを狙った武装でした。ミサイルの装填数そのものはギャンと比べて減らされているので、その程度にしか使えなかったんじゃないかなぁ。ただ、このミサイル発射口は拡散ビーム砲という説もあるのですが、そっちだとしても出力的には目眩し程度の効果しかなかったでしょう。

この時期のジオンMSは「連邦軍艦艇がMSを発進させる前に母艦ごと沈める」が一番の戦略として組み立てられているので、ザクの高機動型(MS-06R2)にしても、リックドムにしても、ゲルググにしても、このギャン・クリーガーにしてもそれを達成するにはどうするか?を様々なアプローチで行おうとしている点は、色々考証する側としては結構面白いです。そういう点ではギャン・クリーガーはギャンが本来持っていた「対MS用駆逐型MS」という立ち位置を継承しつつも、連携して対艦攻撃を行うリックドムと共同で艦船攻撃も行う方向にシフトしており、使用する火器の違いこそあれゲルググに近いコンセプトになっていましたね。

コンセプト的に大きく影響を受けたR・ジャジャも近いうちに作ってみようと思います。

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さて、キットの方ですが元々出来の良いREVIVE版ギャンがベースとなっているので可動域は全く問題ありません。ただ、ビームランスの保持力が若干弱いので、ハンドパーツは接着した方が良いでしょう。組み立て作業も元が優秀なだけにサクサクと進みます。ギャンのREVIVE化の段階で高機動型やこのクリーガーのキット化が前提となったパーツ構成になっているので、追加パーツの違和感もありません。プロポーションも良好と良いことづくめなキットでした。一部シール再現の部分がありますが、気に入らなかったのでスミ入れでメリハリをつけるだけに留めています。なんと言いますが完成した時の

「何?このMH感??」

はたまりません♪

理屈では「それでもゲルググの方が上」と分かっていても、ギャンの持つ「ロマン感」は一ガンダムファンとして以上にロボット好きにはワクワクさせる「何か」がありますね。

さて、明日はこちら

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のレビューを書く予定です。