RG RX-78GP01ガンダム試作1号機「ゼフィランサス」

 昨日予告した通りガンプラレビューです。今回はRG(リアルグレード)のRX-78GP01ガンダム試作1号機「ゼフィランサス(重力下仕様)」を製作しました。

初出は『機動戦士ガンダム0083』で物語前半の主役メカとして主人公コウ・ウラキが搭乗しています。基本デザインは『マクロス』シリーズの河森正治氏、詳細設定デザインは当時若手で『ガンダムセンチネル』でメジャーになったばかりのカトキハジメ氏が担当。

基本素組ですが、一部僕の好みにアレンジしました。

f:id:wrx-sti:20200422151613j:plain

RX-78GP01は1年戦争終戦後に地球連邦軍で計画された「ガンダム開発計画」で製造されたMSです。「ガンダム開発計画」は終戦後に手に入れたジオンの技術との融合や連邦独自の技術の精錬化などを行って、様々な分野でのMSの可能性を検証する事が目的でした。その中でも試作1号機は地球連邦のコア技術を基にブラッシュアップした機体で、RX-78ガンダム」の直系とも言える汎用MSです。「重力化仕様」という所からも分かる通り、この仕様は地球上での運用を検証がメインで、宇宙空間では各種装備を換装した「宇宙戦仕様」が用意されていました。実際には月での換装作業前に戦闘で中破した事から更なる性能向上を行った「フルバーニアン」に改装される事になりますが、それはまたの機会に。

f:id:wrx-sti:20200422151630j:plain

汎用MSと言う事でシンプルな構成に見えますが、大型化されたランドセルや各部のスラスター、より運動性を考慮したフレーム構造などに戦後の技術発展を見る事ができます。ランドセルのメインバーニアはコアファイターの推進システムも兼ねており、当時のMSとしては破格の推力をGP01に提供していました。

f:id:wrx-sti:20200422151702j:plain

基本武装はシンプルにビームライフルビームサーベル、それと頭部のバルカン砲のみですが、連邦軍の各種武装も運用可能で状況に応じてRGM-79系列機の武装も使用可能です。ビームライフルは新技術であるエネルギーパック方式を採用、偶発的近接戦を想定した「ジュッテ」と呼ばれる小型ビームサーベルも内臓していました。このビームライフルはその後も改良を重ねてRX-178ガンダムMK-IIビームライフルに発展していきます。キットはセンサー部が無色クリアなんですが、劇中に併せてガンダムマーカーのレッドを裏側から塗ってセンサーっぽくしました。

f:id:wrx-sti:20200422151715j:plain

防御用にはシールドを標準装備。状況に併せて伸縮する機能があるので、格納庫や市街戦などでは取り回しを重視して短く、開けた場所での戦闘では伸ばして機体全体をカバーするといった使い方ができます。この機能もガンダムMK-IIに引き継がれていますね。キットではここが一番の難点。シールドを腕に固定するピンが短く、結構簡単にポロリします(個体差かもしれません)。ピンに瞬間接着剤を塗って硬くして抜けにくくする手もあるんですが、このピンが可動軸も持っているのであんまりオススメはできません。グリップもあるので、可動指に握らせる事もできますが、可動指自体がユルユル(これも個体差かもしれません)なので、握らせようとしてもイマイチ上手く出来ずにイライラしました。ちょっとこの辺りはフルバーニアンを組む時に改修を検討してみます。

f:id:wrx-sti:20200422151735j:plain

『0083』第1話のラストシーン「ここから出すわけには行かない!」のビームサーベル抜刀シーンもスムーズに決まりました。キットの可動域は良好ですが、外装がスライドして動く部分が多々あるのでポージングする時は結構気を使います。組んでる最中に上手く動かずに何度かバラして組み直す事がありました。組み立て作業自体は最初に組んだRGストライクよりは楽ですが、RGトールギスよりはちょっと大変かな。RGウイングガンダムと大体同じくらいですね。組み立て自体は楽しかったです。

f:id:wrx-sti:20200422151747j:plain

GP01がRX-78直系のMSである事を証明するのがコアファイターを導入している事。元々はテストデータを確実に持ち帰る為の脱出ポッド的意味合いのあったコアファイターですが、1年戦争では制空戦闘機としても極めて優秀である事を立証しました。そこでGP01では「より航空機としての運用を可能とする」ように戦闘機としての性能も向上させています。実際の運用でも脱出システムとしてよりは、MSを必要としない状況下での偵察や哨戒に使用されていました。MSとのドッキング方法などは宇宙世紀0130年代に開発されたコアファイター装備のMSに影響を与えています。

f:id:wrx-sti:20200422151602j:plain

キットはさすがはRGだけあって普通に組んでも十分な内容ですが、個人的に「ちょっと気になる」部分を改修しました。あと、大失敗もあるんですが・・・(^^;;

キットは設定画遵守でも、HGUCやMGでカトキハジメ氏がリメイクしたデザインにも寄せてなく、どちらかと言うとPG版のダウンサイジング版的なデザインをしています。なので割とガッシリ系な骨格。そこは問題ないんですが、少し引っかかっていたのが「ちょっと顔が強面じゃね?」ってところ。何度か本編


Gundam 0083 Opening 1 with sound effects

を見直したんですが、当時の作画は若手アニメーターの「勢い」があってシーン毎に微妙にアレンジが違うという悩ましい状態。とりあえず第1話から第4話までを観直した印象では、キットよりはもう少し柔らかい表情だと思ったので、その辺りをポイントに修正してみました。「気に入らないなら直すのがガンプラ」ですからね。

f:id:wrx-sti:20200422151653j:plain

RGのGP01は素の状態だとヘルメットの庇の角度がシャープでカメラアイを隠すようになっていて、それがフェイスを強面に見せる様に感じたので、僕の工作では定番になっているヘルメットの庇部分を加工する事で印象を変えています。庇の角度のラインを緩くする事でカメラアイをはっきり見える様にしてみました。この部分をアレンジするだけで、印象が劇中に近い感じになります。あと、Vアンテナの位置を1ミリ上に上げてやればより印象が変わると思うので、フルバーニアンの時は検討かな。それと大失敗だったのが胸のダクト。コアファイター時とMS時でダクトの形状が異なり、MSでは「シャッターを閉じた」状態なんですが、組んでる最中に「ここポロリになるよな、接着しちゃえ」とやらかしてから説明書を読み直して「あれ?ここ組み替えるんだ」って事に気づいた時には後の祭り。仕方ないのでコアファイター側の機構をシンプル化した「ブロック2」みたいな感じにする事にしました。これはこれで印象変わって良し。

ヘルメットの加工にはいつも通りスポンジヤスリ「神ヤス」とスティックヤスリを使ってちょっとづつ調整しています。少し削ってフェイスを仮組みしてバランスを確認し、またバラして調整する・・・の繰り返しです。ナイフを入れて一発!ってのはバランスが狂うと大変なので、オススメできません。

キット全体の評価としては、組んでいて楽しくあまりストレスは感じませんでした。RGにありがちな「ポロリ」も一部ありますが、注意して組めば問題ありません。ただ、アドバンスドジョイントが硬い所と緩い所があって、その辺は注意が必要ですね。股関節の縦スイングなんて全然動きません(これも個体差?)でした。

キット製作中はコチラ

を聴きながらテンションアゲアゲで作業しております。

RX-78GP01についてはコチラ

がオススメ。最近では『ジョニー・ライデンの帰還』でもさらりとGP計画について描かれていました。

今見てもなお、色褪せない「星屑の記憶」。 近々フルバーニアンの方も製作したいと思います。