インプレッサG4所見

車検の間、セールスさんの頑張りで現行インプレッサのセダン「G4」をお借りしていました。
 
グレードはFB20エンジンを搭載する「2.0i 」。セダンにはスポーツ仕様はありませんので、これがインプレッサ・セダンの最上級グレードになります。装備はアイサイトver3.0のみ装備のオプションコード的には一番ベーシックな仕様、さてその乗り味は?
簡単に言えば普通、だけどその「普通」が凄すぎる
って所でしょうか。エンジンを始動させ、お店から一般道に出て最初に感じたのがFB20エンジンの出足の良さ。これは先代四代目インプレッサの時のFB20とは明らかに印象が違いました。先代では1.6のキビキビ感に比べて2.0ははっきり言って「もっさり」した感じがあったのですが、そこが見事に改善されています。CVTのギア比の設定を変えたのでしょうが、ここは正直「おっ」っと思った所。加速がスムーズでストレスを感じさせません。そして感動・・・と言うか「ここまでやるか!」と思ったのがアイサイトver3.0の性能。街乗りでも前方に車がいれば車線キープと自動追随・クルーズコントロールをオンにしてスピードを設定しておけばドライバーがする事はほとんどありません。基本的に前の車の動きに合わせて車間をコントロールし、前の車が停止すればほとんど自動で止まってくれます。ドライバーは信号の切り替えのタイミングや右左折で前方の車がいなくなった時、そして突発的な事態の際に車の操作をする必要がありますが、それでもアシスト機能としては「正直やりすぎではないか?」と思うほどの充実っぷり。ただハンドルから手を離すと「ステアリングを握ってください」と警告が点灯しますので、メーカーとして「過信はするなよ」ときちんとメッセージは出していると思います。加えて、ステアリングに設置されたスイッチ類も先代に比べて使いやすく精錬されていました。そして正直「凄い」と思ったのが
普通に真っ直ぐ走って、普通に曲がって、普通に止まる
この「普通な事」が「普通にできてしまう」と言う事。これ、正直クルマって乗り物では全てを両立させるのは難しいんです。クルマって色んな部分が突き詰められながらも、いろんな場所を妥協して作られてる製品ですので、どこかしらに「苦手」な部分が出てくるものなんですが、このインプレッサは何事もないように「普通に」ドライバーの操作に反応し、素直に動いてくれると言う点が正直すごかった。もちろん、タイヤのキャパシティやエンジンや駆動系の特性で「できない事」もありますが、それを感じさせないクルマとしての懐の深さに関心しました。これはこのインプレッサから採用されたSGP(スバル・グローバル・プラットホーム)の恩恵が最も出ている部分だと思います。細かい部分で言うなら小改良を施した兄弟車「スバルXV」と比べて劣る部分もありますが、1日借りて乗り回した事で新しいプラットホームの可能性の高さをじっくり感じる事ができました。このポテンシャルの高さだと、次世代のフォレスターレヴォーグ、そしてWRXが楽しみになりますね。
この SGPもアイサイトも登場から時間が経過して他のメーカーも追いついてきましたので、次に出てくるスバルのクルマではどんな「安全で面白く楽しい事」を仕込んでくるた楽しみになってきました。
新しいアイサイトが搭載されたレヴォーグも近いうちに乗ってみたいですね。