HGUC ユニコーンガンダム2号機「バンシィ」ユニコーンモード&デストロイモード

「GWガンプラ工作」の最後は『機動戦士ガンダムUC』のエピソード4「重力の井戸の底で」とエピソード5「黒いユニコーン」で大暴れしたユニコーンガンダムの2号機「バンシィ」です。
こちらがユニコーンモード。

こちらがデストロイモード。

その凄まじい性能は劇中でも如何なく発揮されていましたね。



バンシィ」とはイギリスの伝承にある妖精で、人が死ぬ凶兆を大きな声で鳴いて知らせると言われています。まさに「スペースノイドの希望であるニュータイプに死を告げる」と言う意味では「連邦軍の考える『UC計画』のフラッグシップ」に相応しい名前と言えるでしょう。1号機との違いは「ラプラスの箱」の秘密を隠した「ラプラスプログラム」が無い事、強化人間専用にチューニングされたNT−Dを装備している事、NT−D発動時にリミッターによる作動時間制限が無いという事などがあります。自然発生が希少なニュータイプを乗せるよりも、確実に能力が発揮できる強化人間を乗せてニュータイプ殲滅を図る・・・というコンセプトは正解のようで実は不正解なのは劇中の通り。精神的に不安定な強化人間は「サイコミュによる暴走」という危険も孕んでおり、大暴れした挙句に味方すら殲滅しかねないという実にデンジャラスな機体でもあります。劇中では捕虜だったマリーダのトラウマを利用した「強制的な上書き」によって、プル・トゥエルブという「仮の人格」を与えてパイロットとしていましたが、ユニコーンガンダムとの接触時にサイコミュが暴走した挙句、上書きしていた部分がリセットされて元のマリーダに戻った(バンシィに乗っていた時の記憶は残っていた)のも劇中の通りで、高性能でも実質的には両刃の剣との言える危険なMSだと言えます。劇中ではマリーダがガランシェール隊に奪還された後、リディ・マーセナスを新たな乗り手として再調整(サイコミュニュータイプ用へのチューニング・・・おそらく回収したデルタプラスのバイオセンサーのログからリディがニュータイプであることをビスト財団は確認していた)とサイコフレームの追加による性能向上を行った「バンシィ・ノルン」として、バナージ&ユニコーンガンダムの前に立ちふさがることになりました。

マリーダ搭乗時の武装は「アームド・アーマーBS」と「アームド・アーマーVN」と呼ばれる装備で、右腕のBSはサイコフレームを応用したビーム兵器、左腕のVNはサイコフレームを応用した格闘戦兵器で、搭乗者の能力次第によっては恐るべき破壊力を持っています。BSは出力はビームマグナムに劣りますが、サイコミュと連動した「予測射撃」が可能で、確実性ではビームマグナムを大きく上回り、VNはサイコフレームの共振現象を利用した振動破砕により理論上あらゆる装甲を破壊可能でした。
キットはユニコーンモードに格納状態が、デストロイモードに展開状態がセットされていました。ただし、VNの方は可動できませんでしたが、後にバンシィ・ノルン発売時に可動できるVNがセットされているので、可動可能な状態にしたい場合はそちらを流用すれば良いでしょう。
さてさて、キットの方の解説を。
この2体、元々発売されたのが『UC』のエピソード1の頃に発売されたユニコーンガンダムがベースなので、2013年フォーマットのガンプラに比べると可動と言う点では見劣りがあります。ただし、形状そのものはカトキハジメ氏がデザインしたユニコーンガンダムのスタイリッシュなデザインを見事に模型化していますので、ポイントを押さえた工作を行うことでかなりカッコいいバンシィを手にすることができます。ただし、いくつか完成後にポロポロ落ちやすいパーツ(特に頭部のアンテナとトサカ、リアスカートのバーニア)があるので、そのパーツは思い切って接着した方が良いでしょう。
ではそのポイントを。

首のパーツですが、そのまま組み込むと首の動きがイマイチになるので、赤丸で囲ってあるようにボールジョイントの根元で一回切断して5ミリほど延長します。切断後、それぞれのセンターにピンバイスで穴をあけて真鍮線で芯を打って、延長軸はライナーを流用してこちらもセンターに穴をあけておきます。で、真鍮線の軸に延長軸とボールジョイントを組みつけて瞬間接着剤で固定すれば加工終了。この加工を行うだけで下の写真の様なアゴを引いた表情をつけることが出来るようになりカッコよくなります。

続いてヒザ関節の加工。キットの状態ではヒザに折角2重関節構造になっていても、片側が固定軸になっているためにヒザが90度しか曲がりません。

そこで写真の赤丸で囲った部分をカットします。ここはヒザのすわりを良くするように固定軸なっていますが、せっかくのポリ軸が可動軸として機能しなくなっているし、カットしても外からは見えないから大丈夫。カットするこでヒザ関節の可動範囲が広がります。さらに

ふくらはぎのバーニアカバーの内側もカットすることで可動範囲を確保します。これで下の写真のような「ヒザ立ち」も可能になります。

ユニコーンガンダムのデストロイモードではサイコフレームが赤いクリアパーツで再現されていたのですが、バンシィでは「金色っぽい」黄色のパーツとなっていて劇中の再現となると「?」な部分があります。みなさん色々と手を尽くしてバンシィサイコフレームの発光状態を再現されていますね。僕もアレコレ悩んだんですが、なるべく手間をかけない方法でパーツのメリハリをつけて再現してみようと考えました。

そこで考えたのがガンダムマーカーの「流し込みタイプ」を使ったスミ入れ。黒だとせっかくの綺麗なパーツがもったいないので、ブラウン系のマーカーを使うと色の見方でラインがオレンジに見えてメリハリが付きます。
アレコレ試したのはコチラとコチラでやってみたかったから。

HGUC 1/144 RX-0[N] ユニコーンガンダム 2号機 バンシィ・ノルン ユニコーンモード (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 RX-0[N] ユニコーンガンダム 2号機 バンシィ・ノルン ユニコーンモード (機動戦士ガンダムUC)

なお、バンシィ系のキットにはユニコーンガンダムのパーツもついてきますので原作版のバンシィを再現することも可能です。
さて『機動戦士ガンダムUC』もいよいよクライマックスですね。



公開日は仕事なので、終わってから宇都宮まで走ろうかしら?
ふう、それにしても4連作は疲れるなぁ。